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投稿

スマホスタンドをご自由にお持ち帰りください

3月に行われた千種中学校1年生の見学会でお土産として進呈させていただいたスマホスタンドがものすごく好評でしたので、一般の方にもお配りすることとしました。もし欲しい方がいらっしゃいましたら、ご自由にお持ち帰りください。事務所の玄関に置いておきます。
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令和3年度入社式の報告

 株式会社プラントリイは、以下の通り令和3年度入社式を執り行いましたのでご報告します。 ●令和3年度入社式 概要 日時:2021年4月1日(木) 08:00~ 入社:大卒1名 スケジュール: (1)社長挨拶   (2)新入社員紹介   (3)新入社員自己紹介   (4)社長激励   (5)記念撮影   (6)新入社員研修 新入社員を迎え更なる生産体制の強化と技術継承を行い、安定したサービスの提供を目指してまいります。今後とも株式会社プラントリイを宜しくお願い申し上げます。

千種中学校1年生の工場見学

 今日は、地元の千種中学校1年生(14名)が会社見学に来社してくれました。千種中学校で実施されている「千種学」という授業の一環です。 ○千種学とは・・・ 学校の先生方が地元・千種町の歴史や文化、企業について学ぶ時間を作っておられます。当社も地元企業として、千種学の授業に加えて頂き、毎年会社見学を実施しております。 ○千種町の隠れた歴史・・・ 地域の古い歴史を伝える「播磨風土記」(約1300年前)によると、ここ千種町は「たたら製鉄」という古代鉄の産地として有名であった事が記されています。千種町で作られた「鉄(玉鋼「たまはがね」と言います)」は、日本刀の材料として用いられており、千種町の玉鋼は質の良さから有名な刀匠も使われていたようです。 ○更に、面白い話があります。 島根県の安来市に、「たたら製鉄」の神様を御祭神とする「金屋子神社」があります。この神社の古い書物に、「金屋子神」が天下った場所がこの千種町であると記述があるのです。この千種町は遥か古代から鉄を生業として続いてきた町なのかもしれません。 ○不思議なご縁の話・・・ 以前、安来市の「金屋子神社」に参拝させて頂いたときに、偶然にも禰宜(ねぎ)様にお会いする事ができました。普段は無人の神社です。色々と貴重な話も聞かせて頂きました。このようなご縁を頂けるという事は、安来市と千種町は今でも金屋子神の「ご神威」が生き続ける地なのでしょうか。創業から100年以上続いている当社も「金屋子神」のご神威のおかげです。今後も「感謝」を忘れずに業を続けていきたいと思います。

社内SEを募集しております。

 弊社の基幹システムは、社長である私の前職経験を生かして、一人で開発・運用管理を行っています。私が入社したときに比べると社員数も大きく増え、今後の事も考えると、私以外にも担当者を作るべき時が来たと考えています。AccessVBA、SqlSeverの経験豊富な方で、宍粟市に帰ってこられるような方がいらっしゃいましたら、力を貸して頂きたいと考えています。 詳細はこちら

全社員にハンディIT端末を支給しました。(製造業におけるコロナ対策の試みとして)

1.製造業など労働集約型産業での新型コロナウイルス感染症対策の課題 事業所における新型コロナウイルス感染症対策としては、在宅勤務、ローテーション勤務、時差出勤、オンライン会議などを活用することにより、職場での「3密」防止を提案されている。しかし製造業(特に労働集約型)などにおいては下記の問題がある。 材料の加工、機械操作などの作業では社員の出社は必須となり、テレワークなどは不可能。 IT機器を使ってコミュニケーションをオンライン化する場合、衝撃・騒音・粉じん・火花(高温)などの環境では、精密なIT機器を現場に持ち込むことは現実的ではない。 2.IT端末を活用して、コロナ対策の試みを実施 現場用・多機能バーコードリーダー パナソニックFZ-T1を全社員に支給。 機能 バーコードリーダー・音声通話・カメラ・無線 LAN 接続 耐久性 防塵・防水(IP66/68) 騒音下での通話対応(最大音量 95dBA ) 耐温度:-10~50 ℃ 耐衝撃:150cmからの落下試験1000回確認済 上記端末を各社員が持つ事により、下記の効果を得ることができる。 ① 【内線電話機の共用中止】 共用の内線電話機を廃止し、本端末を内線電話として使用する (本端末の無線LAN接続機能を利用して、内線電話として使える。) 内線電話機の共用によるウイルス感染がなくなる。 グループ通話も可能となるので、複数人での打合せも3密回避できる。 端末のカメラも使えるので「製品」の映像を見ながら打ち合わせができる。 ② 【打合せ等による3密回避】グループウエアとして評価の高いアプリ「Slack」(スラック)を利用して、文字・画像・動画の情報共有も可能とする。 朝礼連絡・納期変更指示・部署間・社員教育などのあらゆる情報連絡にSlackを活用する。 Slackは情報の蓄積と検索に強みを持つサービスのため、社内のあらゆる情報を蓄積して、その情報に誰もがアクセスできる環境を構築できる。 3.Slackについて オフィスワーク中心の企業では、グループウエアの一機能として、ビジネスチャットが多くの企業で取り入れられています。このビジネスチャット機能に特化したクラウドサービスの一つがSlack(スラック)です。 Slackは文字や画像情報などのコミュニケーションツールにとどまらず、企業組

たたら製鉄にゆかりのある 天目一箇神(あめのまひとつのかみ)

  たたら製鉄の神様といえば、金屋子神(かなやごしん)が一番有名ですが、播磨(はりま)風土記や出雲風土記には、「天目一箇神(あめのまひとつのかみ)」とか「目一つの神(鬼)」という神様が登場されます。読んで字のごとく、一つ目の神様です。 たたら製鉄に一つ目の神様が出てくる理由は、たたら製鉄に従事する人たちの職業病との関連が指摘されることが多いです。 どんな職業病かというと、失明です。たたら製鉄は、炭を「ふいご」という人力の送風機で、約1000度くらいまで加熱します。そして村下(むらげ)と呼ばれる責任者が、たたらの「のぞき穴」からこの光の色を見て、たたら炉に砂鉄を投入するタイミングなどを見計らっていました。 僕も1000度まで熱した炭を見たことありますが、明るすぎて直視できません。この光を、のぞき穴からずっと見続けていたので、失明された方が多かったようです。これが、たたら製鉄の職業病の一つである失明(眼病)です。そして、これが天目一箇神(あめのまひとつのかみ)の一つ目の由来であるとする説が一般的です。   し、しかし、 ホツマツタエという古文書をご存じでしょうか? ヲシテ文字と呼ばれるカタカナの原形と思われる古代文字で書かれた書物です。古事記・日本書紀よりも遥か前の歴史が書かれており、古事記・日本書紀もホツマツタエが元になっているのかもしれないと考えられている書物ですね。詳細はネットで調べて頂くとして、このホツマツタエに天目一箇神(あめのまひとつのかみ)が登場します。このホツマツタエには「一つ目」についての記述があります。それは刀を作るときの心構えとしての記述です。 「刀というものは、罪人と言えども人を斬るためのものであり、そういう道具を作る時には両目を開けて作ってはダメだ」というような記述があります。つまり、ホツマツタエに出てくる天目一箇神(あめのまひとつのかみ)の一つ目は、両目を開けてはダメだという所からきているようなのです。 まだまだ古代の歴史には隠された秘密が多そうです。面白いですね。

ふいご踏み歌(たたら製鉄)

 兵庫県の千種鉄は良質な玉鋼として、備前の刀匠からも珍重されていたのは周知の事ですが、たたら製鉄の苦労を伝える伝承は、今ではほとんど残っていません。 例えば、番子の苦労も相当なものだったことが伝えられています。番子とは「ふいご」の踏み手の事です。たたらは、一旦始まると三日三晩ぶっ続けで作業が行われます。この番子、過酷な仕事ゆえ、千種町に残っている言い伝えでは、一日に酒一升・米一升が必要だったとも言われています。 また、千種町には下記の「ふいご踏み歌」が残っています。 ハァー♪、庭の梅のホホィホィ 鶯の鳥が鳴くぞみなされホーホケキョ たたら番子は乞食より劣り 乞食は寝もする楽もする 鉄が沸くわくよしこの山で 手前な黄金で五五段 竹の切株溜まりし水は すまず濁らず 出ず入らず おれも妻もちゃ あのごとく ※「たたら師鎮魂・寺林 峻」より引用   少し意味の分かりにくいところもありますが、乞食との対比など、番子の苦労がよくわかりますね。地元の言い伝えでは、壮絶な仕事ゆえ、嫁のきても少なったそうです。 この踏み歌を歌いながら、三日三晩ふいごを踏み続けておられたようです。ちなみに、今でも使う「代わり番子」の「番子」はここから来ています。  農村文化中心の日本としての伝承や言い伝え、風習などは一般的に知られています。しかし農業を始め、建築や伝統工芸などは製鉄技術の下支えがあったからこそ、発展してきた事に間違いありません。 歴史の裏舞台に隠されてしまっている「鉄の技術」を支えてこられた方について、私たちはもっと学び、感謝をするべきだなーと思わせる「ふいご踏み歌」でした!!