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金屋子神 降臨の地 ~兵庫県宍粟市千種町~

 金屋子神(かなやごしん・かなやごのかみ)という神様がおられます。 金屋子神は製鉄(たたら製鉄)の神様です。 たたら製鉄とは古代の鉄(和鉄)の製造技術です。川原から集めてきた砂鉄を高温の炉で溶かして玉鋼(たまはがね)という鉄を作る技術のことです。日本刀も玉鋼がなければできません。 映画「もののけ姫」にもたたら製鉄の場面が出ています。 このたたら製鉄の歴史は古いです。兵庫県の西部の古文書「播磨(はりま)風土記」にたたら製鉄の記述が残っています。播磨風土記は約1300年前の古文書なので、すでに1300年前には、この地域でたたら製鉄が行われていた事が分かります。しかし、たたら製鉄やそれに伴う民族的な風習についての研究は日本では少ないのが現実です。民俗学というと、柳田邦男氏をはじめとして、多くの民俗学は稲作文化を中心とした研究が主で、鉄の歴史はどちらかというと裏方にまわる事が多いように思われます。 しかし、農耕技術や建築技術をはじめとして、文化や生活レベルの進展の陰には製鉄・金属加工技術の進歩があったはずです。しかし、製鉄の歴史はなぜか裏方に回っています。これについては、古代の製鉄技術をもたらした人たちの背景などデリケートな問題もあるような気がします。 さて、そんな製鉄の中で一番中心となるのが「たたら製鉄」ですね。今でも日本で一か所だけ稼働しているたたら場が、島根県の日刀保(にっとうほ)にあります。日刀保で作られた玉鋼(たまはがね)は一年に一度だけ販売会が行われるそうです。この日には全国から刀鍛冶が集まるそうです。 このたたら製鉄の神様・金屋子神をお祭りしている神社が島根県の金屋子神社です。この金屋子神社の祭文には、金屋子神の由来が書かれています。 金屋子神が一番初めに天下った場所が、兵庫県宍粟市千種町岩野辺(いわのべ)であったとの記述が祭文に残っているのです。この場所(千種町)から移って行かれたのが安来の金屋子神社だとされています。金屋子神が「たたら製鉄」の技術を日本に知らしめられた神様とするならば、古代日本で「たたら製鉄」が始まったのは宍粟市千種町であったと考えることができます。 実は千種町には、とんでもない古い時代の「たたら製鉄跡」が発見された場所でもあります。昭和42年10月、西河内(にしごうち)高保木(たかほぎ)の谷間で、弥生式土器片を含む「野たた

社員全員に手作りマスクを配布しました。

 先週からスタートしたGWですが全くマスクが手に入りません。あらゆる手段で手作りマスクを入手してくれている社員もいますが、みんながみんなマスクが入手出来ているわけではありません。 せっかくのGWですが、遊びに行くことは控えなければなりません。しかし、マスクが無ければ近所に買い物に行くことすら、躊躇してしまうような状況です。 しかし、こんなGWだけは避けてほしいと思い、手作りマスクを配布しました。マスクの材料ですら入手が難しい状況でしたが、マスクが作れる人を確保したうえで、布・ゴムもそれぞれ別ルートから入手することができました。一部の枚数がGWには間に合いませんでしたが、GW前半には全員に配布が完了できました。

千種中学校1年生が工場見学に来てくれました。

千種中学校で行われている千種 学の一環として「地元企業を訪問し、地元企業が持つ高度な技術を見学し、製造・事業展開で千種が日本・世界に繋がっていることを学ぶ 」というタイトルでの見学会となりました。